そっくりという定義
えーまたまた久々の更新となってしまいました。
お伝えしたいことはたくさんあるのですが、
なかなかまとめる時間をとる事が出来ません・・
お写真などを基にモデルさんを「そっくりに」と言う場合
基本、職人の感性でデフォルメをして製作させて頂いています。
時に写真を基に3Dプリンタで製作しているのですか?
とお問い合わせを頂くこともあるのですが、
ミーニのそっくり感は機械には出せない再現となるかと思います。
確かに3Dプリント系はそっくりというよりも
そのままミニチュア化という表現が正しいと思います。
場合によってはかなり気持ち悪い感が・・出てしまうのですが・・・
ミーニの場合はデフォルメ感は極力抑えてはいますが、
リアル系で再現するだけではない暖かさ・可愛さを付加したいのです。
ただ、なんでもデフォルメ系で製作している訳ではありません。
その事例がこちら。
仏像のレプリカ製作です。
オリジナルの1.5倍程度のサイズで製作しました。
こちらはそっくりと言う前提は残していますが、
基本、拡大レプリカ(模倣)と言うご依頼から
かなり再現を詰めて製作しました。
右がオリジナル、左がレプリカとなります。
写真だけではパッと見、
どちらがオリジナルでどちらが拡大レプリカか判らないと思います。
こちらも3Dプリンタではなく、全行程職人のハンドメイドです。
3Dの場合、データの補正やプリント材質が実は塗料と相性が良くない
などいろいろ懸案がありまして、
一品物ではなかなか実製品レベルでは使えないのが現状です。
原型としては型を取るだけないので・とても向いていると思います。
カラー出力できるものもありますが、あのパステル調に仕上がってしまうのが
うーーーん・・・・ってなってしまうのです。