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大型造形の進め方の例(大型製作事例)


最近、大型造形のお話も沢山頂くようになりました。
小型、大型の区別が難しいところではございますが、
石粉粘土やウレタン樹脂などでの製品とするには大きいサイズ
という大雑把な区切りで・・大型・小型と呼称を変えています。

また、通常のミーニとは少し製作の進め方が異なりますので、
大型造形の進め方を実際の事例も交えご説明させて頂きます。


まず、お問い合わせ時などに大まかなイメージを頂きます。
この時もラフイメージを頂いたのですが、
著作権もありますので今回は非公開としています。
すみません。

頂いたイメージが少し平面的なイメージでしたので
こちらの方で俯瞰にて立体化をイメージしたイラストを作成させて頂きます。

立体造作 イメージイラスト 工房空良

頂いたイメージから直接立体化イメージが取れる場合は
このイラスト作成は割愛させて頂く場合があります。

次に、製作した俯瞰イメージと元のイメージを基に
モック(ミニチュア)を製作します。
こちらはモック彩色前です。

大型造形 モックアップ 彩色前1 工房空良
大型造形 モックアップ 彩色前2 工房空良
大型造形 モックアップ 彩色前3 工房空良


こちらも、直接的に立体化できる場合
 ・完成イメージの確認を立体で行う必要が無い場合
 ・総製作費を少しでも落としていきたい場合
などはモックの製作は飛ばして、原型や実製品の製作に着手します。

最終イメージの確認として彩色を行う場合もございます。
この場合は・・実製品+ミニチュアを納品させて頂くようにしています。
彩色が完了したモック画像です。

大型造形 モックアップ 彩色完了1 工房空良
大型造形 モックアップ 彩色完了2 工房空良
大型造形 モックアップ 彩色完了3 工房空良
大型造形 モックアップ 彩色完了4 工房空良

イメージの確認が取れましたら実製品の製作に着手します。
この時、上記で製作したモックを3DスキャンしてNC原型を製作する場合もありますし
モックを元に職人の目視にて最終サイズの原型製作を行う場合もございます。

製作工程の違いが出てくる理由は
最終製品の大きさとか・・・表面テキスチャの状態とか・・予算とか・・・
でいろいろ変わってまいります。
数メーターなどといった大きいものはNC原型の方が速く仕上がります。

こちらの事例は、帆や船はNCでという方向でしたが、
モック確認後に船部分は本物の船を使用してリアル感を出す!
という方向になりましたので、モックをベースにしながらも
船と帆以外を職人にて原型・製品製作を行いました。
船に関してはお客様の方でご用意いただきました。

こちら施工後の写真です。
大型造形 施工画像1 工房空良
大型造形 施工画像1 工房空良

このような形で・・・大きなものも製作しております。

お気軽にお問い合わせを。

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2013年05月22日 16:18に投稿されたエントリーのページです。

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